フリーランスITエンジニアのすすめ

フリーランスITエンジニアの働き方についてのブログです

セブンイレブンバイト罰金問題にみる日本人の狂った労働感覚と、その対処法

セブンイレブン加盟店がやらかしてしまいました。

www.news24.jp

病欠したアルバイトから、ペナルティーとして罰金を取っていたそうです。

これは完全な労働基準法違反です。

人を雇う立場の人間が労働基準法の基本中の基本を理解していないわけはないと思います。つまり、これは分かったうえでやってるわけで、かなり悪質であると思います。ルールを完全に無視しています。

 

ところで、本件に限らず、一般的にこの労働基準法というものは、かなり軽視されているものです。

残業代不払いなどの問題はどこの会社でもありますし、最近では電通の問題もありました。

このような、「ルールがあるのに徹底されていない」状態というのは、「ルールがない」状態よりも悪いということは、昔からよく言われていることですが、この現状について、労働基準監督署はどうかんがえているんでしょうかね。ルールを破った人間にはペナルティを与えなければ、ルールの意味がなくなると思うのですが。見せしめのために、このコンビニの店長を百叩きにでもした方がいいのではないでしょうか。

ともあれ、やはり職場の空気が法律や契約よりも重視されてしまう日本人の労働感覚というのは異常であると思います。

 

ルール軽視の日本の労働環境の中でどう生きていけばよいのでしょうか。世直しをするという手もありますが、それはコストがかかりすぎます。エネルギッシュな人は政治家にでもなって、労働基準法違反は打ち首にでもする法律を作ればいいと思いますが、普通の人にはなかなか難しいです。しかも、何年かかるかわかりませんし。

 

我々のような一般市民が、このような狂った労働環境の中で、被害を最小限に食い止めるにはどうしたらよいか。それはずばり、組織から適度に距離をとることだと思います。

そして、何らかの間違いでブラックな組織に所属してしまった場合や、所属組織がブラック化した場合、全力で組織から逃げる、これしかないと思います。

 

私がフリーランスになったのも、「フリーランスは組織から逃げやすい」というメリットがあったからです。よく言われていますが、IT業界はブラックです。このような環境で生き延びるのにはどうしたらよいかを考えた結果、組織との関係が疎結合であるフリーランスこそが最適の働き方であると思いました。

 

ITエンジニアのスキルはポータビリティが高いです。特にプログラミングスキルは、一度覚えてしまえばどこの現場でも使えます。

つまり、ITエンジニアは、いつ組織と縁を切っても、新たに別な組織とつながりを作るコストが低く、どうにか食いつないでいける可能性が高いのです。

というわけで、日本の狂った労働環境に疑問を抱いている方は、フリーランスエンジニアになったらいいのではないでしょうかね。