フリーランスの向き不向き
やはりフリーランスに向いているエンジニアと、逆に向いていないエンジニアがいます。自分の周りのエンジニアを見て、フリーランスに向いてない(もしくはなるべきでない)エンジニアについて色々と思うことがあり、今回はこのテーマについて書きたいと思います。
フリーランスについての向き不向きを語るうえで、切り口は色々とありますが、仕事をする上で「お金」、「人付き合い」の二つがの重要な要素になるかと思います。
それを踏まえて、以下の観点で向き不向きについて考えていきます。
- 収入の観点
- 組織との付き合い方の観点
収入の観点
これまでこのブログで述べてきたように、フリーランスの収入はスキル以外の様々な要素が影響します。すなわたい、フリーランスの収入はイコールスキルではありません。(相関関係はあるでしょうが)
営業力や交渉力もスキルと同じように収入に与える影響が大きいです。
つまり、
- コネがない、コネを作るのが下手
- 交渉力が低い
- 上記のスキルと比較して相対的に技術力が高い
というエンジニアは、フリーランスとやっていくには損かなと思います。いくらスキルが高くても、結局スキルの安売りになってしまう可能性が高いです。
それより、特定の分野での高いスキルを持っているならば、どこかスキルが活かせる会社に雇用してもらい自分の長所を役立てたほうがいいかもしれません。自社サービスを持っている会社ならば、高いスキルを有効活用できます。
逆に、スキルが低くてもとりあえず現場に入れてもらえるエンジニアや、人付き合いが得意で広く自分に合った仕事を持ってこれるエンジニアはフリーランスに向いていると思います。
自分の周りでもいろいろなタイプがいますが、フリーランスで長くやっているタイプは、はったりをかますのがうまかったり、交渉が上手だったり、どちらかというとスキル以上に収入を得ているタイプが多いですね。
組織との付き合い方の観点
フリーランスは会社員とはことなり特定の企業に所属していません。その分自由が利くというメリットもありますが、もちろんデメリットもあります。
たとえば、出世することもできないですし、面倒を見てくれる上司もいません。同期もいませんし、新人の面倒をみるということもありません。
これは、捉え方によってはメリットでもデメリットでもあると思います。
このようなことを無駄だと考えず、楽しくやっていける方はサラリーマンエンジニアの方がいいのかなと思いますが、逆にこのようなことを無駄と思う方や、苦手な方はフリーランスのほうが向いているでしょう。